2007年06月21日

ペットフード

テオの冒険という本線から外れて、今回はペットに与える食品について、
海外における最近のペットフード事情をお話ししたいと思います。クマ


数ヶ月前、仕事の関係でアメリカのアナハイムで行なわれたナチュラル・プロダクツEXPOという食品関係の展示会に行ってきました。
展示会では一般食品やサプリメント、自然食など紹介されているのですが、ペット用食品やサプリメントを紹介しているメーカーも一部出展していました。
ほぼ毎年視察に行くのですが、本年度はペットフード(加工食品)メーカーの出展が少なくなった気がします。(その分、ペット用サプリメントのメーカー出展は増えていましたが。)

この理由を現地の業界関係者や研究者に聞くと、彼らは
『今はRaw Foodが流行りだからね〜』と。。。

Raw Food??
そのまんまの意味だと”生の食材”?

どういうことなのかと調べたら海外のサイトや医学ジャーナルにその理由が〜!!!


(以下、記事と研究発表の抜粋を要約)
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今、欧米ではRaw food for Petという動きが出ています。
ここで言う『Raw Food』とは、加工されていない食品や生の食材などを指します。

ここ数年、ペットの犬や猫がかかる病気(内臓疾患)の中には、以前であれば低い確率でしか発症しなかったものが現在は急激に増えているといわれています。
スウェーデンの専門機関で犬の臨床実験をおこなった結果では、
Aグループ(ドッグフードなどの加工食品を与えた犬達)と、
Bグループ(非加工食品、生肉を与えた犬達)の成長具合に違いがありました。

Aグループで加工食品を与えられていた犬達は、成長過程においては健康に見受けられるものの、加齢進行がBグループより早く、更に加齢により変質性疾患の症状を発症しやすかったそうです。
Bグループは加齢進行がゆっくりで疾患の発症も特になかったそうです。
他の研究機関でも同様の試験をおこなったところ同じような結果が出ています。

更に、動物の栄養学を研究するDr.ポッテンジャー氏の研究グループは、加工食品を与えた猫のグループと非加工食品を与えた猫のグループを3世代に渡って観察・研究した結果、同じ実験結果が出たそうです。

人間と犬・猫の内臓構造が違うの当たり前ですが、その腸の長さは人間の半分くらいです。摂取量によっては赤みの肉は人間にとって発ガン物質にもなりえますが、犬にとって赤みの肉(生)が欠如していると健康上問題を与える場合があります。動物は生の赤身の肉に含まれる酵素、アミノ酸、その他栄養成分が必要です。これは皮膚や毛の疾患は動物性脂肪の欠如と関係しています。

我々人間にとっては動物性脂肪は多少悪い印象があるかもしれませんが、動物には少なくとも30%の生の脂肪が必要となります。
動物の胃は調理された(焼き、煮る、燻製、など)肉や脂をうまく消化吸収出来るようになっておりません。
加工された食品も実際には動物の消化器官には適していません。

『生肉を犬に??』それを考える時に我々は『もし、生肉にあたって腹痛や病気になったら.....』と考えるかもしれません。
確かに生肉には有害な菌(バクテリア)が付きやすく、我々人間が鮮度の悪いものを食べると食あたりやお腹を下したりする場合があります。
しかし人間が腹痛や食あたりなどを起こす菌、例えばサルモネラ菌などは犬や猫には悪さをおこしません。
影響を及ぼさないと言うより、それらの菌は犬や猫の消化システムでは死滅してしまいます。
何故なら犬や猫の胃酸は非常に強く、仮に口から菌を摂取しても死んでしまうからです。
例として挙げると、野生の犬は習性で骨や骨付き肉を土の中に埋めておいて数週間後に掘り起こして、また口に入れたりします。
しかし、それで体調を崩すようなことはありません。

人間の場合、そんな習性はありませんが、仮にそんなことをしたらほぼ間違いなくお腹を壊します。
何故なら土の中では色々な菌が繁殖し、その菌が付着した骨付き肉を我々が口に入れた場合、全ての菌を胃酸で殺すことは出来ず、悪い菌が腸に行ってしまうからです。
(補足説明:日常、私達がヨーグルトなどで摂取するビフィズス菌や整腸菌も同じ菌です。我々は健康維持のためにそれらを摂取しますが、それらの菌も半分以上胃の中で死滅してしまいます。ただ残り何%は生きて腸に届き、我々の消化を助けてくれます。それと同じで悪い菌も口から摂取すれば何%かは生きて腸に届き、その結果腹痛や腹下しなどを引き起こします。)

結論として、我々人間の都合、思い違い、主観、便利性を前提にして犬や猫に餌を与えるのではなく、野性の犬や猫達が本来、自然の中で食してきたものを与えることが、それら動物の健康にとってプラスとなり、且つ犬や猫本来の免疫機能を高め、それが長生きにも繋がるのです。

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このような実験結果や研究者の意見により、ペット用の生肉などの開発・販売が増えているそうです。

この発表や結果は凄く私にとって参考となり勉強にもなりました。
出来れば、書かれているように食事を出してあげたいという気持ちもありますが、正直なところ我が家では徹底できる自信がありません。。。。。
ただ、昨今のペットフード汚染問題もありますし、ペット自身が食べるものを選べない以上、我々飼い主が責任を持って与えるものを選んであげないといけないと思いました。
やはり家族の一員ですから1日でも1週間、1年でも長生きし、健康で居て欲しいと思いますからね。

尚、上記の結果や発表が必ずしも正しいとは限りません。
これはあくまでも一部の研究者の意見ですので、判断は皆さん各自にお任せします。それと英訳上、表現がスムーズでないところがいっぱいあるかと思いますが(苦笑)、ご勘弁を〜♪
私、個人的には参考になりましたが、もし少しでもこれが皆さんのお役立てになれば幸いです。


そうそう、この論文の中で、『では何を与えるべきか?』という疑問があり、その答えとして『生野菜と生肉の組み合わせ』と書いてありました。

う〜む。。。。。。。色々な意味で難しいですね。。。
何が色々な意味で難しいか??それはまた今度に〜(笑)! クマ

ニックネーム テオ♪ at 17:37| Comment(11) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする