2008年05月15日

犬のCPRについて (5/16修正・追加Ver)

こんにちは、テオパパです。
多くの方から励ましの言葉を頂き、感謝しております。

そしてテオへのメッセージ、有難うございます。
寄せられたメッセージは全てテオに読んであげ、
プリントしたものをテオの横においてあげております。

メール頂いた方、ブログにコメントくださった方、
一人一人に後日改めてお返事させていただきます。



突然ですが、今日は犬のCPRについて説明させてください。

CPRとはCardio-pulmonary resuscitationの略で、心肺蘇生法の事です。
人間のCPRは消防庁の救命講習などで習えますが、
犬など小動物に対してのCPRは専門の学校や団体・会社の講習会などにいかないと学べません。

テオは最後、私の腕の中で息絶えました。

痙攣のようなものが始まったと思ったら、数秒で呼吸が止まり、
心停止しました。とにかく何かせねばと思い、獣医さんに電話して
早口で状況を説明したところ、先生は『このようなシチュエーション
では心臓マッサージと人口呼吸が適切な処置ではありますが、
心臓マッサージは特殊な方法なため、難しいかと。。。。』と
辛そうに答えてくれました。

人間のCPRは講習を受けていたので知ってましたが、犬には??
私には全くわかりませんでした。。
テオの名前を叫びながら、とにかく思いつく方法をやってみましたが、
残念ながらテオの息は吹き返すことがありませんでした。。。。

心停止して身体の力が完全に抜けるまで数十秒あったかと思います。
その数十秒の中で適切な人口呼吸や心臓マッサージがして
あげれれば。。。。
そう思うと今でも悔しい思いがあります。。。。


人間も動物も心停止後、いかに適切にCPRを施せるかによって生存率が
アップします。
特にペットの場合、深夜に何かあったり、お外で何かあった場合、
飼い主さんに何が出来るかで、生存のチャンスは広がるかと思います。

アメリカ赤十字が発行しているイラストとCPRの手順を
明記しておきます。
そしてPets AmerciaのCEOであるElaine Acker氏の
デモンストレーション(動画)のリンク先を下に
貼り付けておきます。
イラスト上の説明と映像は全編英語ではありますが、
手順を読んだ後に是非見てください!!!!!
手順を読んで、映像を見ておけばかなりの割合で、
いざというときにどうすればいいか思い出すはずです。

(*出来れば日本の映像やイラスト解説を載せたかったのですが、
残念ながら見つかりませんでした。)


CPRは
【気道確保】
【人工呼吸】
【心臓マッサージ】
【血管確保・薬剤投与】
【除細動】【心電図監視】
から成ります。

心停止後、すぐさま上記の事がおこなえれば良いですが、
医療施設内で且つ医師でなければ
【血管確保・薬剤投与】と【除細動】と【心電図監視】は
出来かねます。

なので飼い主さんが出来る事は以下の3つかと思います。
【気道確保】
【人工呼吸】
【心臓マッサージ】

****************************
◆気道の確保
1.首輪を外す
2.体の右側を下にして寝かせる
3.喉に異物が詰まっていないか確認
4.頭と頸を伸ばして、口腔・鼻腔と気管が直線に
  なるようにする
5.舌が喉頭部を塞がないように、口から引っ張り
  出し、気道を確保する   


◆人工呼吸
1.中〜大型犬であれば鼻孔に、小型犬であれ
  ば鼻孔と口に、人の口をかぶせる
2.犬の唇を両手で押さえて、頭と首をまっすぐ
  にしたまま、鼻孔(口)に強制的に息を2〜3
  秒間吹き込む
3.吹き込んだ息で動物の胸部が膨らむのを確
  認する
4.これを3秒に1回行う

◆心臓マッサージ
1.両手のひらを広げて心臓の位置(犬の左ひじが肋骨につく部分)
に重ねて置く
  
  *小型犬の場合は、片側の親指とその他の
    指で胸をはさむ
  *20キロ以上の場合、手のひらは心臓の位置 
    ではなく胸部のもっとも幅のある部位に置く

2.体重をかけるようにして、一定のリズムで圧迫を続ける
  
  小型犬:1秒に2回のリズムで2cm
  中・大型犬:2秒に3回のリズムで4〜6cm
  (大型犬:1秒に1回)
 

心臓と呼吸が停止している場合
人工呼吸1回、心マッサージ5回を繰り返す

(* 動物看護研究同好会の資料を参考にさせていただきました。)
******************************

★アメリカン・レッドクロス発行のイラスト
Dog CPR.JPG


★Pets Amerciaのデモンストレーション
http://jp.youtube.com/watch?v=0AFrUiRIeVo




今回のブログ内容は正直なとこ、自分の心残りな想いを
皆様に託すようなものだと思います。ある意味、私のエゴです。。。
ゴメンナサイ。

今回の情報が役立つようなことがないのが一番いいのですが(苦笑)、
もし万が一何かあったときに、少しでも何かの助けになるのなら
幸いです。

******************************************************************
★追記(5/16):一部、上記リンクの動画が見れない環境があるようです。
ですので他の動画リンク先を下に明記しておきます。
それと救命方法ポスターとその他イラストのリンクも追加しておきます。
自宅保存用にプリントアウトする方はどうぞ。


◆情報掲示サイト『Squidoo』上で、JohannTheDog氏が公開している
【Canine CPR!】に犬に対するCPRや緊急救命措置方法が明記されて
おります。
このサイト上にも動画が貼り付けてありますので、
チェックしてみてください。
(Thanks to JohannTheDog)

http://www.squidoo.com/cprfordogs


◆Lori H. Feldman氏(DVM)とHenry J. Feldman医師の保存用
CPRポスター(英語)
(Thanks to Lori H. Feldman, DVM and Henry J. Feldman, M.D.)

http://members.aol.com/henryhbk/dogcpr.pdf


◆図解CPR方法(英語)

http://www.rescuecritters.com/cpr.html


◆アメリカン・レッドクロスの救命方法ポスター
(Thanks to Boston Terrier Rescue of East Tennessee!)

http://bostonterriertn.org/images/Pet%20CPR.jpg



ちなみにアメリカではペット救命講習は殆どの場合、
営利目的でないため教材費用+若干の経費くらいしかかかりません。
・CPR講習(4時間〜8時間):約55ドル
・CPR指導者育成講習(16時間〜):約90ドル
です。

日本国内でもペットのCPRや蘇生法を一般向けに教えている企業・団体が
ありますが、残念ながら営利性が強く、俗に言う資格商売的なところもあります。

もし、今回の記事を読んで、CPRなどを学びたいとお考えになった方は
ネットで費用や講習内容など色々と調べてみるのが良いかと思います。
もし、資格としても勉強してみたいと思う方は、団体から発行される
ランセンスが日本国内認定のみか?米国や海外の団体に認証されている
ものか事前に調べたほうが良いかと思います。







ニックネーム テオ♪ at 19:48| Comment(13) | TrackBack(0) | 体調♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
パパさん、ありがとうございます。
残念ながら、動画を見ることが出来なかったのですが
(利用期限切れ?this video is no longer availableのエラー)
パパさんがまとめてくださった説明を
早速、メモにしたためて、いつものワンコ用のバッグにしまいました。

テンパりやすい性格なので、何度もタオルを相手にして
体に覚えさせようと思います。

ヒトの蘇生方法は、免許センターや
色々なイベントで体験することはあっても
ワンコは中々ないですものね。。

テオパパさんの想いを、しっかりと胸に刻みました。
本当にありがとうございました。
Posted by caerupan at 2008年05月15日 20:24
こんばんは。
私は地元で防災部に所属しておりまして年に2〜3回消防署にて心臓マッサージや人工呼吸、AEDの訓練をしておりますがそれでも愛犬が心肺停止したら何も出来なかったと思います。
でもこの記事を読んで人間の場合と共通する点が多く読み終えた後これなら出来ると確信しました。
本来なら辛くて自分たちのことで精一杯であろうこの時期に周りのお友達のことを考えられるテオパパは改めて素晴らしい人間だと思いさせられました。
テオ君の死を無駄にしないためにも1人でも多くの飼い主に犬のCPRを習得して欲しいものです!!
為になる情報にとても感謝いたします。


Posted by CHASE at 2008年05月15日 21:38
初めて拝見させて頂きました。
飼い主様の、悲しい思いを私が軽々しく
言葉で表現する事はできませんが…
このブログを読ませていただいて
改めて、飼い主としての責任の重さを
考える機会を与えて下さり有り難う御座いました。
飼い主様の、温かな思いやり動物の命を一生
預かる人間として、しっかりと心に焼き付けさせて頂きました。

テオ君のご冥福、心よりお祈り致します。


Posted by 赤いさくらんぼ ママ at 2008年05月15日 22:17
こんばんは。

とても詳しく書かれていて、すごく参考になりました。
ありがとうございました。

とても重要な事なのに、よく知らなかった自分が恥ずかしいです。
でも、今日から少しずつ勉強したいと思います!!


・・・少しだけ時が進みましたが、まだまだお辛いと思います。パパさんママさん、ご無理なさらないようにして下さいね。。。

Posted by デリママ at 2008年05月15日 22:21
まだまだ辛い気持ちのなか、詳しく、そして役立つ情報をありがとうございます。
テオくんの事は本当に残念でしかたがありませんが、この記事の中にもテオくんへの愛情がイッパイで、本当に短い命ではあったけれどテオくんは幸せだったと思います。

いつ、何が起こるかわかりません。この貴重な情報は私には難しいけれど頭の中に叩き込み、何かあった時には役立てる事ができるようにと思います。

ありがとうございます。
Posted by すみれ at 2008年05月15日 23:58
友人が目の前で溺れたのがきっかけで、ライフセービングの資格を取り、祖父の最後もCPRをしながら見送ることが出来ました。

しかし、犬のCPRについて、考えてみたこともなかったです。
テオパパの思い、本当にありがたく受け止めさせていただきます。

本当に、ありがとう。
Posted by alto & vito dada at 2008年05月16日 02:47
テオパパ どうもありがとう。
本当に辛い中、すごく大切な情報をいただきました。

今まで ワンコの蘇生方法について考えたこともありませんでしたが、いざという時に身についているかどうかで、ワンコの生存率が変わってくるんですね。

人間のCPRの講習は10年位前に受けたきりで、頭から ほぼ消え去っていましたが、良いきっかけを頂いたと思って、人・ワンコのCPRについて勉強したいと思います。

* 私も動画エラーで見れなかったのですが、探してみます!
Posted by ウメ at 2008年05月16日 09:01
こんにちは。
しばらくどなたのブログも拝見していなかったので、久しぶりに見てみたら、ビックリです。
最初は何の事だか訳がわからず「???」でした。
本当に残念な事です。
ママさん、パパさんの心痛を思うと、どう言葉をかけたら良いか分かりません。

テオくん、あまりにも若く突然で、早い旅立ちとなってしまいましたが、きっとお空の上からパパ・ママの事を見守ってくれている事と思いますよ。

私もCPRは数年前に受けました。
でも、必要とされる事はほぼ無いに等しいと思っていましたが、いざという時の事を考えると必要ですよね。

ペットのCPRもあるなんて知りませんでした。
貴重な情報、有難うございます。
Posted by happyママ at 2008年05月16日 10:51
まだ辛い状況は続いていると思いますが、そんな中の更新ありがとうございます。

私も人間のCPRについては学んでいましたが、犬に対するものがあるなんて知りませんでした!!

テオパパさんの情報をしっかりと読み込んで万が一の場合にも対応できるようにしたいと思います。

本当に、万が一が起こらないことが一番なんですが・・・

テオパパさん。
心残りなんて言わないで下さい。

最後まで一生懸命でいてくれたこと、テオ君にはきっと伝わっていたと思います。
そう思ってくれている気持で十分テオ君も幸せなはず。
Posted by グミママ at 2008年05月16日 22:35
テオ君の最後は、大好きなテオパパさんの
腕の中だったんですね。
最後まで見守られたテオ君は
安心して旅立てたんですね・・・

テオパパさん、そしてテオ君から頂いた情報は
私もちゃんと覚えておきたいと思います。

小動物ほど発作(?)は起き易いそうです。
以前飼っていた犬もうさぎも
突然の発作で亡くなりました。
テオ君と同じ様に、痙攣の後すぐでした・・・

とっさに何が出来るかは分かりませんが、
何も知らないよりはずっと良いはずですね。
ありがとうございました。
Posted by えり at 2008年05月16日 23:17
はじめましてです。はじめましてがこんなかたちなのがとても残念ですが、テオパパ&ママさんのいろいろな情報提供、そして、CPRの情報本当にありがとうございます。
最後が腕の中だったんですね。本当に安心して旅立たれたんですね。
テオ君からのメッセージは多くの人、犬達に必ず届くとおもいます。
毎日当たり前の時間を本当に大切にこれからも過ごしていかなきゃですね。
Posted by kurin at 2008年05月17日 14:15
テオくん、テオパパさんの腕の中で旅立つことができたんですね。最後まで甘えることができて、きっと、うれしかったと思います。
そして、大切な情報をありがとうございます。英語はまったくだめですが、動きなら理解できますから、少しでも覚えて記憶に残しておこうと思います。
エゴなんて言わないで、心残りを託してください。
それで1ワンでも多くの命が助かれば、ありがたいことです。
言ってみれば他人の私でも、思い出す度に涙が出ます。当分消えそうにありません。
パパさんであり、ママさんであるお二人には、まだまだ沢山の時間が必要だと思います。
そんな中、わんこ達のために、重要な情報をありがとうございました。感謝。

Posted by ムッチ at 2008年05月17日 15:40
はじめましてのご挨拶がこんな事になるとは思ってもいませんでした。
以前から元気なテオ君の日記を読んではいたのですが・・・

なんと言葉をかけて良いのかも分かりませんが
同じイタグレを持つ者として非常に悲しく、辛く、悔しく思います。

最後が大好きなパパさんの腕の中で・・・
というのがせめてもの救いだったでしょうか。
テオ君は今頃きっと痛みも苦しみもない場所で
元気に走り回っていると思いたいです。

CPRの手順、しっかり頭に入れておきたいと思います。
お辛いでしょうに色々と参考になる情報をありがとうございました。

まだ難しいと思いますがどうぞ元気を出してください。
虹の橋の向こうのテオ君が心配しないように・・・
Posted by ロビンの母。 at 2008年05月19日 14:34
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